産後ピラティスインストラクター養成講座受講日誌②
講座2日目。
座学メインだった1日目と異なり、2日目は半分座学、半分エクササイズを行いました。
今回は特に、骨盤周りの勉強をしました。
妊娠・出産によって骨盤は大きく変化します。
分娩時、左右の恥骨を繋げている恥骨結合、仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節が緩んで広がることで赤ちゃんが出てくる産道が広がります。
産後はこの骨盤周りの靭帯、筋肉、皮膚が大怪我した状態と言えます。
そこで大事なのは、骨盤をニュートラルに保つことと、骨盤底筋群のトレーニングになります。
帝王切開の場合は、経膣分娩ほど骨盤底周辺のダメージは受けませんが、お腹の傷の極端でお腹に力を入れることを怖がったり、切開した傷をかばおうとして姿勢に影響がでることもあります。腹直筋が上手に使えないので腰への負担が増えたりします。
なので、産後ケアがとても大事になってきます。
骨盤底筋群は、妊娠から出産まで負担がかかっています。
骨盤底筋群も筋肉なので、動かしていないと弱くなってしまい尿もれや子宮脱・膀胱脱を引き起こしてしまう可能性が出てきます。
骨盤底筋群のエクササイズは出産から24時間以内に始めるべきことが明らかになっているそうです。
どうしても産後は体をなるべく休めて動かないように…と思いがちですが、お医者さんの許可を得れば、出来ることはあります!
骨盤底筋群のエクササイズををやることにより、血液、栄養素を送ることができ、回復を早く出来ることが考えられます。
骨盤底筋群へのアプローチは『呼吸』を利用すると意識を入れやすいようです。
分娩後から入院中に行えるエクササイズ~産後2~3日からできるエクササイズからスタートしました。
大きな動きは当然できないですが、出産後何もしないよりは、お医者さんの許可を得れたら、自分の体に意識を向け、エクササイズを行えば回復を早められるのだなと思いました。
出産後じっとしているのではなく、出来ることはあり、その知識があるのとないとでは、気持ちも全然違うなととても良い勉強になりました。